代表挨拶
本質的で付加価値の高い監査を追求し、
私たち自身とクライアント、そして、彩りある未来に貢献する
次世代監査法人の可能性に挑む
監査の実務において、私たちは、ともすると監査を取り巻く環境に目が行き過ぎ、全体を見渡す視野の広さを保てなくなります。しかし、それでは監査の本質とはかけ離れてしまうことになりかねません。
リスクを単に避けるものとして扱うのではなく、クライアントと共に真正面から向き合うことを忘れてはならないと思います。企業の成長の過程で起きている事象をシンプルに捉え、監査人が大局的な視点を持ち続けることが可能になると考えているからです。
会計及び監査のフレームワークの中で厳正かつ厳格に対処することはもちろんですが、大局的な視点を失わずに真剣に関わるからこそ得られる信頼というものを私たちはなによりも大切にしています。
監査がもつポテンシャルに常に挑戦をし続ける次世代の監査法人として、例え、困難な道のりであっても、前向きな姿勢で粘り強く「主治医」のように企業の皆様に寄り添い、しっかりとサポートしてまいります。
クライアントと向き合い、
監査の意義を発揮する監査法人へ
昨今の監査業界では、上場企業の法定監査において大手監査法人から中堅中小監査法人への監査人交代が増加しており、IPOのための準金商法監査においても中堅中小法人の存在感が高まっています。また、大手監査法人における長時間労働の常態化や顧客に対する貢献を感じにくいチェックリスト方式の監査に嫌気した公認会計士が、より働きやすい環境や監査自体のやりがいを求めて中堅中小監査法人に移籍する流れも継続しています。
我々史彩監査法人は、これからの一層の成長を追い求める企業様に向き合い、経験豊富な公認会計士を中心とする適切な監査チームを組成し高品質な監査サービスを提供することを通じて、資本市場及び日本経済に貢献して参ります。また、監査にやりがいを求める有意な人材に活躍の場を提供できる法人として、業界において存在感を発揮して参りたいと考えております。
監査業界のアップデートを目指す。
昨今、日本では会計の不正事例が、多く発生しています。そして、不正事例が発生するたびに、「監査の品質」の重要性が叫ばれ、監査のルールが厳しくなる傾向にあります。
ここで、監査は、日本経済及び証券市場に安全性・安定性をもたらすために存在するため、「監査の品質とは何か」について、日本社会・企業とコンセンサスを得ることが重要であると考えます。しかし、そのコンセンサスが十分に得られないまま、監査のルールだけが厳しくなる傾向にあるため、監査に対する期待が高まっていないと感じられます。
そのため、史彩監査法人ではルールを正確に理解した上で形式的なルール運用を避け、かつ、重複作業の削減化を図る工夫を行い、日本社会・企業にとっての「監査の品質とは何か」と常に意識しながら、指導的機能を十分に発揮して監査を実施していきたいと考えております。
パートナー紹介
本質を追求し「業界の星」になる。
代表パートナー/公認会計士
伊藤 肇
クライアントへ監査を超えた
バリューを提供することを目指して。
代表パートナー/公認会計士
田和 大人
監査業界のアップデートを目指す。
代表パートナー/公認会計士
西田 友洋
やりがい、そして使命。
ともに目標達成への道を歩む。
パートナー/公認会計士
泉 多枝子
情熱と情報と友情で監査を極める。
パートナー/公認会計士・公認情報システム監査人
人見 亮三郎
良質な監査は、人の人生にも貢献する。
喜ばれる監査に挑戦し続ける。
パートナー/公認会計士
関 隆浩
信念を貫き、
次世代を担う監査法人を目指す。
パートナー/公認会計士
本橋 義郎
信頼できる仲間と
史彩を成長させ業界を変革する
パートナー/公認会計士
野池 毅
クライアントファーストの
監査業務を実現する
パートナー/公認会計士
山口 大希
プロフェッショナルとしての仕事の価値や楽しさを再び取り戻すために。
大手監査法人をはじめとする監査法人業界では、評判や評価を重視し、組織の目標と個の目標が乖離する風潮がみられ、放っておくとますます業界の活気が失われていきます。そこで公認会計士の職務が本来持っている、プロフェッショナルとしての仕事の価値や楽しさを、業界全体に再び取り戻したいというと思いから史彩監査法人を設立しました。
プロフェッショナルとしての仕事の価値や楽しさを再び取り戻すために。
私は誠実さを一番にお客様と接しています。また、相手の方が何を言おうとしているのかを聞き、自分の意見や視点・観点を押し付けない姿勢を大切にしています。
今後の目標は「史彩監査法人で働いてよかった!」「史彩監査法人に監査してもらってよかった!」の声をますます強めて「業界の星」と言われるようになること。そしてその声を業界全体に拡げていき「公認会計士になってよかった!」「監査法人で働いてよかった!」が定着し、公認会計士の監査法人での就業率を40%から60%に上げること。その結果、監査難民、IPO監査難民問題が解消し、日本にさらなる経済的な繁栄をもたらすことを目標としています。
主な経歴
東京都出身。中央大学商学部卒業。数多くのIT企業、メーカー、商社、飲食業、ヘルスケア、人材サービス、不動産、建設、金融業の上場企業の監査に従事する傍ら、あずさ監査法人では企業公開本部に所属し幅広くベンチャー企業のIPO監査を担当する。その他にもM&Aの財務デューデリジェンスやIFRS、J-SOX等に関する財務アドバイザリーなどにも多数従事。
あずさ監査法人では企業公開本部に所属し、「株式上場の実務ガイド」の執筆にも従事。
これまでに50社以上の株式上場監査業務に携わる。
監査を超えたバリューを
提供することを目指して。
史彩監査法人の強みを発揮していく。
私が考える史彩監査法人の強みは、①クライアントへの指導的機能の発揮を重要視している、②現に成長しており、更に大きく成長することを目指している、③多様な人材で構成され、フラットな組織、円滑なコミュニケーションを実現している、④職員のワークライフバランスを大事にしている、の4点です。
私自身、公認会計士として監査や会計の基準に則った適正な業務を実施するだけではなく、クライアントへ価値のあるアドバイスを提供し、クライアントの成長に資する業務に携わりたいとの思いから史彩監査法人へ入所しましたが、史彩監査法人のメンバーは全員がその思いを共有していることを日々感じています。またクライアントはスタンダード市場の上場企業やグロース市場へのIPOを目指す企業で構成されており、そのようなアドバイスを求められる機会が実際に豊富に存在しています。
お蔭様で史彩監査法人のクライアント数は拡大しており、今後も更に成長していくことを目指しています。業務品質の確保は当然の前提ですが、成長していることの活気に職員が惹きつけられ、業容が拡大する好循環を維持していくことが今後の目標となります。
クライアントと共に成長し日本経済に貢献する。
史彩監査法人には多様なバックグラウンドを持った人材が集まっており、各自の経験を強みとして、それぞれが個性を発揮しています。また階層的な組織構造を排し、活発なコミュニケーションを行うことで活力ある組織とすることを実現しています。
昨今の監査業界の人手不足や監査の要求水準の高まりにより、我々の業界ではワークライフバランスが悪化し、それにより仕事の充実感を阻害する要因となっている事態が発生しています。史彩監査法人では職員各自が業務に集中しやりがいを感じられる体制とすることを重視し、ワークライフバランスの確保に取り組んでいます。
法人を全職員がクライアントの成長に貢献するというやりがいを感じながら働くことのできる活力ある組織として発展させていくことが私の目標であり、それが、ひいては資本市場を通じた日本経済の活性化に貢献するという監査法人の職責を果たすことに繋がるものと考えています。
主な経歴
兵庫県出身。大学卒業後、約5年のメガバンク勤務を経て、2006年監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所。2011年より3年間、金融庁検査局へ出向。2019年より1年間、海外駐在(香港)。トーマツでは上場企業の法定監査、金融事業部に所属し大手生命保険会社の法定監査、各種のアドバイザリー業務に従事。2021年史彩監査法人入所。
うち
2011年7月~2014年6月 金融庁検査局出向
2019年6月~2020年7月 デロイト香港駐在
「監査の品質」に対するコンセンサスを。
昨今、日本では会計の不正事例が、多く発生しています。そして、監査業界では不正事例が発生するたびに、「監査の品質」の重要性が叫ばれ、監査のルールが厳しくなる傾向にあります。
ここで、監査は、日本経済及び証券市場に安全性・安定性をもたらすために存在するため、「監査の品質とは何か」について、日本社会・企業とコンセンサスを得ることが重要であると考えています。しかし、そのコンセンサスが十分に得られないまま、監査のルールだけが厳しくなる傾向にあるため、日本社会・企業の監査に対する期待が高まっていかない状況が続いていると考えています。
このような状況を打破するために、①クライアントへの指導的機能の発揮によるコミュニケーションの充実、②クライアント及び社会への継続的な情報発信を行っております。
また、史彩監査法人には、今の監査業界をより良くしたいと思うメンバーが集まっており、このメンバーとともに、日本社会・企業と「監査の品質」に対するコンセンサスを得て、日本社会・企業が監査に少しでも期待する状況になるように努力していきたいと思っています。
会計・監査のプロと呼ばれる公認会計士となるために。
公認会計士は、本来、会計・監査のプロになる存在です。しかし、昨今の監査業界は、ルールの増加・ルールの形式的運用・重複作業等により、公認会計士がクライアントの状況を正確に把握した上で会計処理及び監査手続に十分に向き合う時間を確保することが難しく、会計・監査のプロと呼ばれる人材が育ちにくい環境になっていると思います。
そこで、史彩監査法人では、ルールを正確に理解した上で形式的なルール運用を避け、かつ、重複作業の削減化を図る工夫を行っています。また、実務で使える研修プログラムの開発を心がけています。このような工夫により、会計・監査のプロと呼ばれる人材を育て、日本社会・企業に貢献できる監査法人を目指しております。
主な経歴
千葉県出身。2007年10月に仰星監査法人入所。2019年10月にRSM清和監査法人入所。2022年2月に史彩監査法人に入所し、2022年7月にパートナー就任。これまで、上場企業(卸売業、建設業、不動産業、小売業等)の監査、IPO会社の監査、投資ファンドの監査、ショート・レビュー、財務デューデリジェンス、内部統制コンサル、収益認識コンサル等に従事。
主な執筆
決算における会計処理の留意事項
グループ通算制度における留意事項
「収益認識に関する会計基準」及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」の徹底解説 等
「会計上の“重要性”の勘所〈下〉事例分析編」(2015年3月10日号、No.1407)(注)+e.P.modal-unit-text. (注)竹村純也公認会計士との共著
日本公認会計士協会の主な委員歴
監査・保証基準委員会 起草委員会 起草委員(現任)
中小事務所等施策調査会 監査専門委員会 専門委員(現任)
品質管理基準委員会 起草委員会 起草委員(2021年9月~2022年8月)
監査基準委員会 監査基準委員会作業部会 部会員(2014年8月~ 2017年7月)
ともに目標達成への道を歩む。
クライアントに寄り添い共にビジョンを達成する。
以前は大手監査法人での監査業務、IT系企業や金融系企業での経理業務や業務フロー改革等に従事していましたが、法人の理念が、私が常日頃抱いていた仕事を通じて達成したいことと、まるで重なり合うかのように合致していると思ったのをきっかけにして、史彩監査法人に参加しました。
監査を通じて、とことんステークホルダーに貢献する姿勢は史彩監査法人の強みです。クライアントに寄り添い、共にビジョンを達成していく史彩監査法人の監査にこれまでにないやりがいや公認会計士が本来持っている使命を感じます。
お客様にとって強力なパートナーでありたい。
コミュニケーションを取る上で、お客様が真に達成したいことは何かに耳を傾けること、曖昧なことをそのままにしないことを大切にしています。
会社がビジョンを達成するのに、会計監査人がパートナーになること、特に上場を目指す企業の強力なパートナーであることの実現を通して「会計監査人は企業の強力なパートナーである」を監査法人業界の定説にすること。これが私の今後の目標です。
主な経歴
監査法人トーマツにて製薬、金融、外資系日本法人の商社、工業用品メーカーなどの監査、海外事務所からのリファーラル業務に従事する。また、ソフトバンク、ヤフー、SBI等の事業会社での財務経理業務の経験が豊富。
クライアントからの信頼による誇りを大切にしたい。
私が史彩監査法人でパートナーとして働くことになったきっかけは、史彩で働く人たちの人柄に惹かれただけではなく、史彩で働いているうちに史彩監査法人が大切にしている、まるで真のサービスとも言えるような質の高い監査とクライアントに向き合う姿勢に感銘を受けたからです。監査・会計のプロフェッショナルがクライアントにもたらしている強固な信頼を現場で目の当たりにして、この仕事が持つ可能性に改めて触れて史彩で働くことを決意しました。
監査のやりがいとクライアントから寄せられる信頼がスパイラルのように働いていて、いつでも、どこを切っても活気に溢れているというのが史彩監査法人の最高の強みです。
監査と情報のプロフェッショナルとして次世代監査法人のスタンダードになる。
プライベートでは社会人のスキークラブに所属しており、様々な業種、職階の方と時間を共有し、いろんな考え方や価値観に触れています。自分の近況を話したり、相手の話に真に耳を傾けることで、会話も盛り上がり、私の大切な時間となっています。これは監査の仕事にも共通していて、相手の考え方や価値観を受け入れて真剣に耳を傾けることで、情報の本質を掴む、こちらの情報を相手に正確に伝える、そこから友情や信頼関係が生まれると考えています。
私が最も大切にしているのは監査のプロとしてお客様の世界を真剣に聞くこと、すなわち、一つ一つの情報を大切に扱うことであり、最大の喜びはお客様からの信頼を得ることです。
寄せられた情報を、まるでその人そのものとして接する監査のプロフェッショナルとして広く認知されるようになり「最も信頼できるパートナーは監査法人」と言われる時代を到来させることが私の今後の目標です。
主な経歴
千葉県出身。慶應義塾大学商学部卒業。建設・不動産、食品、エネルギー資源、小売・卸、ITメディア、物流、金融、業界等幅広く、金商法監査、会社法監査、IPO監査業務に関与。上場準備会社での経営企画室長経験あり。プライベートでは、SAJ公認スキー指導員資格を持ち、スキー指導に注力している。
喜ばれる監査に挑戦し続ける。
上質なサービスと監査の品質管理を、高次元でトレードオンさせていく。
私はお客様と接する際に、会計・監査の論点のみならず、時には雑談を交えた会話でお客様が話しやすい雰囲気をつくることをとても大切にしています。お互いの人柄に通じ合うことでお客様の真のニーズを感じ取ることができるからです。
そんな私が史彩監査法人で働くきっかけになったのは、本質を追及する個々人の姿勢と、細かい意思疎通を図らなくとも自然と助け合うことができているチームワークのバランスの良さに共鳴したからです。一生懸命に仕事しているのに居心地がよい、法人で働く人がそのように体験し、クライアントの方々にも感じ取っていただけているように思います。だからこそクライアントに対する上質なサービスと監査の品質管理という両輪を高いレベルで実現できる。
仕事のことも人のこともないがしろにするところがなく、高いレベルでバランスを取るチームであることが史彩監査法人の強みです。
真の品質管理はクライアントの成長に寄与する。弛まぬ品質管理で業界のトップランナーになる。
クライアントの判断、事業の方向性が会計上・監査上のリスクにつながる恐れがある場合に、そのことをいち早く察知して、クライアントから喜ばれたときには監査の仕事に大きな醍醐味を感じます。
事業にリスクはつきものですが、それを会計面・監査面からタイムリーにサポートすることにお客様の大きなニーズがあると思っています。そのことを可能にするのは目の前のひとつひとつの仕事を誠実かつ丁寧に実施し続けることです。日々の監査の品質に弛まずにこだわり続けることで、監査に関わる人すべてが幸福感に包まれるならば、それ以上の喜びはありません。「あなたに監査していただいて良かった」の声を社会に浸透させていくのが私の今後の目標です。
主な経歴
東京都出身。早稲田大学教育学部卒業。 小売、製造業、ヘルスケア、建設、システム開発、不動産業界等の法定監査業務に関与。 その他、IPO監査、M&Aの財務デューデリジェンス、IFRS、J-SOX等の財務アドバイザリーなどに関与。 社外役員の経験あり。
次世代を担う
監査法人を目指す。
trusted advisorへ。
監査という仕事はたくさんの可能性を秘めています。もちろん独立の立場で会計監査を行い、監査意見を表明することが監査の目的ではありますが、深い会社理解を通じて、クライアントに寄り添うことで、様々なサポートあるいはアドバイスなどの付加価値を提供することができます。人と人との関りを大切にし、クライアントにとってtrusted advisorになることが私の目指す公認会計士像です。
史彩監査法人は監査、クライアントサービスの本質を追求するプロフェッショナル集団であり、様々な経験、キャリアを持つ多様な人材が活躍する、活気に溢れた組織です。
また、フラットな組織風土であり、監査法人内のコミュニケーションを非常に大切にしています。活発なコミュニケーション、良好な人間関係の構築は、高品質の監査、付加価値の提供を実現する上で、重要な要素の一つです。
私は史彩監査法人のメンバーと、同じ方向を向いて、監査業務に臨むことができていることに、喜びと誇りを感じております。
次世代監査法人としてのチャレンジ。
残念ながら、近年、監査法人に勤務する公認会計士から、監査にやりがいを感じられない、慢性的な人手不足によってワークライフバランスが保てないといった声をよく耳にします。また、IPO監査難民などの課題も取り上げられています。
私たちは、次世代監査法人として、監査の持つ可能性を追求し、監査業界へ新しい風を吹き込むチャレンジに全力で取り組みます。
互いに刺激を与え、成長、前進する喜びを共有する、素晴らしい仲間が、史彩監査法人にはいます。
主な経歴
東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業。2007年監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)に入所し、旧トータルサービス1部に所属。2022年史彩監査法人に入所。 上場企業の監査、上場準備企業の監査業務に携わり、製造業、商社、建設業、IT、サービス業など様々な業種の監査を担当。監査業務以外に、決算体制構築やJSOX導入などIPO関連の支援業務をはじめ、各種アドバイザリー業務に従事。
史彩を成長させ
業界を変革する
史彩の成長が社会貢献に繋がる。
近年、監査業界は変革の時を迎えています。資本市場の期待に応えるためにも監査品質をさらに向上させ、DXも推進していかないといけません。一方で、監査法人は慢性的な人手不足、長時間労働によるワークライフバランスの崩壊、退職者の増加といった課題を抱え、監査の現場をまわすだけで精一杯となり、変革をなかなか進められないことも多いのではないでしょうか。また、史彩監査法人に入社し様々な業界のクライアントとコミュニケーションをとらせていただくようになり、前述の監査業界の状況は日本社会全体の抱える共通の課題ではないかとも考えるようになりました。
史彩監査法人は、様々な経験、キャリアをもつプロフェッショナルの集団です。自立した多様な個性が史彩監査法人の理念に賛同して集い、お互いを尊重し活発にコミュニケーションをとりながら、同じ目標に向かって日々業務に取り組んでいます。ワークライフバランスを確保しながら、仕事に前向きに取り組むことができる、活気にあふれた組織です。メンバーの多様性を尊重し、パートナーや公認会計士資格保持者だけでなく監査アシスタントや秘書、アドミも含めて全員で史彩監査法人の成長を目指して日々奮闘しています。史彩監査法人のような組織が大きく成長し、監査業界の変革に取り組みつつ組織に所属するメンバーが充実した人生を過ごせるようになれば、監査業界、ひいては日本社会に一石を投じることができたといえると考えます。そのような日を目指し、パートナーとして日々邁進してまいります。
クライアントと真摯に向き合う。
高品質な監査を達成するためにはクライアントの深い理解が必要です。クライアントを深く理解するためには、クライアントとの信頼関係をベースにしたコミュニケーションが大事だと考えます。幸いにして、史彩監査法人のクライアントはスタンダード市場の上場クライアントやグロース市場への上場を目指すIPOクライアントで構成されているため、クライアントとの距離感が近くコミュニケーションを取りやすい環境にあります。この恵まれた環境をいかし、徹頭徹尾クライアントの立場に立ってものを考えながらコミュニケーションをとることでクライアントとの信頼関係を構築し、外部監査人と被監査会社という立場ではありながらもお互いに本音をぶつけあえるような良好な関係を築いていけるように日々クライアントと向き合っていきたいと思います。
主な経歴
東京都出身。2004年慶應義塾大学経済学部卒業。2004年監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)に入所。主に都市銀行、証券会社、信託銀行、不動産業、投資ファンドの法定監査業務やM&Aの財務デューデリジェンスに関与。2022年史彩監査法人に入所し、2023年4月にパートナー就任。
監査業務を実現する
大きく変わった監査という仕事
私が公認会計士としてキャリアをスタートさせたとき、当時は監査調書の様式というものはなく、白紙の調書に必要な情報をどのように集めたのか、その情報はなぜ信頼できるのか、一生懸命記録していたことを思い出します。何度もクライアントの声に耳を傾け、日々先輩の助言を得て、一つ一つ自分の言葉として記録していくのは、いま思うと内容は拙いながら、それぞれの調書を仕上げたときは誇らしい気持ちでいっぱいだったと思います。
現在の監査業界は、機械的な作業の増加や標準化された業務の徹底により仕事の魅力が大きく損なわれつつあると言われています。ある年、大手監査法人の全ての監査業務において、新型コロナウィルスの流行が監査に与える影響を検討する膨大なチェックリストが作成されました。翌年にはサイバーセキュリティの脅威について、その翌年にはロシアのウクライナ侵攻について検討するチェックリストが追加されました。それらのチェックリストはその影響が排除されるまで毎年引続き作成されます。今やどの監査調書もやるべきことが予め定められており、大手監査法人における監査の仕事内容は、私がキャリアを進める中で随分変わってしまったように思います。
クライアントファーストの監査業務
私が第2のキャリアとして史彩監査法人を選択したとき、奮闘していた若い時分の経験を思い出しました。それは、史彩が必要なことを必要なだけ実施する、本質を追求する監査法人だったからだと思います。また、我々の業務は監査品質を高く維持することが求められますが、それは必ずしも多くの時間を費やしてチェックリストをつぶすことでしか達成できないものではないと思います。クライアントのことをよく理解し、経営者がどのようなリスクを認識しているのか同じ目線に立つことが、高品質な監査業務の提供に直結するものだと信じています。
史彩は若い監査法人ではありますが、幸運にも同時期に会計士となった、同じ志を持ったメンバーが多く集まっています。みなそれぞれの分野で強みを持った尊敬できるプロフェッショナルであると自信をもって言えます。このメンバーとともに、いずれの監査業務でもお客様から感謝されるような、クライアントファーストとしての監査業務の実現を目指してまいります。
主な経歴
大阪府出身。2007年12月にあらた監査法人(現PwCあらた監査法人)入所。2023年4月に史彩監査法人に入所し、2024年4月にパートナー就任。これまで、上場企業(銀行、証券会社、外食、製造業等)監査、IPO会社監査、IFRSアドバイザリー業務(IFRS9導入、20-F作成支援)、US-SOXアドバイザリー、内部監査業務等に従事。